SSブログ

『ホックと13人の仲間たち』その2 [読書メモ]

エドワード・D・ホックの『サイモン・アークの事件簿』が文庫になったらしい。

更に読む。


『失われし書庫』 [読書メモ]

…今半分。

厚い本とはいえ一体何ヶ月かけているのか。

更に読む。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

追悼ウェストレイク [愚痴]

去年は一月にホックが死んで、大晦日にウェストレイク…。
75歳とはいえ、まだまだがんばって欲しかったのになぁ。
・゜・(ノД`)・゜・。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

『聖なる酒場の挽歌』 [読書メモ]

 テンションが下がったせいか、ダラダラと切れ切れに読んでしまったマット・スカダーもの長編第六作。

 前作で既に酒が飲めなくなってしまったマットのその後ではなく、まだマットが生き生きと酒を飲んでいた頃の、(大体10年くらい前の)思い出を描くもの。
 今までのシリーズは基本的に殺人がエピソードのキーになっていたが、殺人は出てくるものの日常のひとつとしてであり、重要性は低い。というか、その殺人部分が『夜明けの光の中に』をそのままとりこんだものであることも、本作の異色度を高めている。

 というか番外編だよね。

 確かにマットの日常という点では興味深い所もあるのだが、殺人、自身の暴力衝動、酒と向き合っていないマットは腑抜けてるよなぁ。酒が抜けたいや、断ったマットが過去を思い返しているからそうなのかもしれない。
 マットが酒場の連中を集めて犯人当てをする場面は、泥棒バーニィ物のラストのようだ。バーニィに較べ、マットは正直すぎて欲がなさすぎることを除けば。
 ★★★★☆で。



聖なる酒場の挽歌 (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)

聖なる酒場の挽歌 (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)

  • 作者: ローレンス ブロック
  • 出版社/メーカー: 二見書房
  • 発売日: 1986/11
  • メディア: 文庫



 さぁ、とりあえず当初の目的、初期6作+短編を発表順に読む、というのが終わった。意外と得る物が多かったと思う。
 この後続けてシリーズを読んでもいいのだが、他に読む物も溜まっているので一旦休むか。


『ホックと13人の仲間たち』 [読書メモ]

 日本で独自に編纂されているニック・ヴェルヴェット物短編集に未収録の作品『シルヴァー湖の怪獣』だけ読んでみた。

 面白いトリックだなぁ。いやギミックか。

 ホックは、ニック・ヴェルベットもので興味を持って、サム・ホーソンに挑戦しようとしたら、舞台があまりに田舎なので読むのを辞めた覚えがある。田舎はいいんだけど田舎のペースでは行けないと思うんだ。(食わず嫌いかも知れないけど。

 でも計画を立てて読まないとだめだよなぁ。

更なるつまづき [読書メモ]

 どうにも読み始められないので、別の本を読む。

 

更に読む。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

ちょっとしたつまづき [読書メモ]

 『夜明けの光の中に』を読んでから、『聖なる酒場の挽歌』を読もうとしたのだが、「聖なる酒場」は「夜明けの光」を包合した形の作品なんだよね。そうなるとちょっと読書の手が止まってしまう俺ですよ。

 ああ、めんどくさい人だ。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

『夜明けの光の中に』 [読書メモ]


 マットの回想。まだマットが酒を飲んでいた頃のエピソード。マット行きつけの店、アームストロングの店で出会った男女との物語。マットは酒を飲み、男の依頼を受け、女の恨みを晴らす。

 MWA賞最優秀短編賞短編。第一作~二作辺りの酒飲みでド根暗なマットのエピソードで、シリーズを知らなくとも楽しめる良くできた短編。



ローレンス・ブロック傑作集〈3〉夜明けの光の中に (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ローレンス・ブロック傑作集〈3〉夜明けの光の中に (ハヤカワ・ミステリ文庫)

  • 作者: ローレンス ブロック
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1994/01
  • メディア: 文庫



『八百万の死にざま』 [読書メモ]

 マットは、友人の娼婦エレインの紹介で、娼婦キムの廃業を手伝うことになる。マットは、キムのヒモチャンスに話をつけキムは自由になる。
 ところがその後、キムは何者かに惨殺される。動揺するマットに、チャンスは事件の解決を依頼する。

 マット・スカダー物長編第五作。前作『暗闇にひと突き』で忍び寄ってきたアルコール依存症の手は、本作でマットの躰を完全に捕らえている。マットは完全に酒を飲めない躰になってしまったのだ。飲むと命がない躰に。
 マットはAA(アルコホーリスク・アノニマス)の集会に出てはいるが、まだ完全に自分がアルコール依存症という自覚はない、いや認めていない。心のバランスが崩れてしまうとき、アルコールを手にとってしまいそうになる。マットは自らをアルコールから遠ざけるため、もう一つの、下手すれば命に関わる依存対象に没頭する。殺人の捜査に。

 アメリカ私立探偵作家クラブ最優秀長編賞受賞。マット・スカダー物長編としては本邦初訳の作品。前4作に較べ格段に面白い事は事実なのだが、シリーズを考えるとこれから読むのは考え物だな。せめて『暗闇にひと突き』からは読んで欲しい。★★★★☆
 本作は、映画化作品されていて、スカダー役はジェフ・ブリッジズ。彼は見事なアルコール依存症演技なのだが、舞台が暗く寒いニューヨークから、明るいカリフォルニアに変わっており、シリーズのファンとしては確実にガッカリするような出来なので見る必要は特にない。エストラーダちゃんを跳弾で殺してしまったマットが次のシーンでいきなりアル中の発作で病院に担ぎ込まれるところは「これが映画的省略か!」と思ったが、違うもんな。LDを持っているので見ようと思えばすぐに見られるが、今回の発表順に読むクエストにはあまり関係ないと思うので省略。映画としては★★★☆☆ってとこ。退屈はしない。

 今回読むのに異常に時間がかかったのは、読んだのがボロボロのHPB初版で活字が小さい上に薄く、紙が変色していて読むと目が痛くなったから。おとなしく文庫で読めば良かった。

余談。


nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

海底少年マリン Vol.1-Disc3 [鑑賞メモ]

008_0_title.png第七話「海底の魔術師」
 無人となった海底トロール船が発見された。巨大巻き貝の出す宝石の幻影に、乗組員は皆船外に出てしまい、食べられてしまったのだ。
 無人となったトロール船を調査していたマリンは、巻き貝の研究家と自称するカリガリ博士にだまされ、巻き貝に近寄り、あやうく食べられかけてしまう。しかし、気絶しながらもフィンで脱出、ホワイティに助けられる。

 海底パトロール隊は、危険な巻き貝退治に乗り出すが、幻影と硬い殻にはばまれ、なかなか目的を果たせない。マリンは単身爆弾で巻き貝を生き埋めにしようと外に出るが、巻き貝の幻影に翻弄され、爆弾を仕掛けることが出来ない。
 そこへ巻き貝を助けようとするカリガリ博士が現れ、マリンから爆弾を奪うが、巻き貝に食べられかけてしまう。マリンは博士を救うが、信管のついた爆弾はそのまま巻き貝の胃袋へ。巻き貝は内部から爆発し、滅んでいった。
 またしてもマリンとパトロール隊の活躍で海底の平和は守られたのだった。
008_1_ilusion.png008_2_ilusion2.png008_3_karigari.png
008_4_ilusion.png008_5_kai.png008_6_kai.png
008_7_kai.png008_8_kai.png海底のダイヤの山/「やったー大金持ちだー!」/カリガリ博士/巻き貝がみせたマリンの母/母を抱きしめたと思ったら、貝の舌/貝の大きさ比較:虎鮫と/巻き貝の幻想/巻き貝を守ろうとするカリガリ博士。もはやキチガイの目。

----
この巨大巻き貝、幻をみせて餌を捕食するという全長50m超の面白大怪獣ですよ。
蜃気楼の語源、巨大ハマグリの吐く幻の話から作られたエピソード。なら巻き貝じゃなくて二枚貝にすればいいのにねぇ。二枚貝じゃ迫力でないか?

009_0_title.png第八話「大盗賊」
(ルソン助左ェ衛門は関係なく…。)
---
 貨物船オーロラ号が沈没した。グロテス隊長率いる鮫型潜水艦のゴールド作戦により、船底に穴を開けられ金の延べ棒を強奪されたのだ。
 かけつけたP1-0号とマリンは船内にのこされたライオン像を発見するが、それは盗賊団の仕掛けた時限爆弾(形は盗賊団のボスの趣味)で、マリンは間一髪で脱出する。
 盗賊の手がかりを捜索するマリンは、ネプティーナと出会い、怪しい洞窟に男達が荷物を運んでいたことを教えて貰う。
 洞窟の中の隠し扉の中には、ローマ風石像が飾られた部屋があった。それは世界征服をたくらむボスの趣味の部屋で、石像がマリンに向かって次々と攻撃を始める。しかしマリンは攻撃を身軽に避け、部屋はメチャクチャになる。嘆くボス。
 部屋の奥は、吸血蝙蝠の住みかの塔に繋がっていた。塔の窓からみると、そこはミサイル平気を装備した小島だった。塔の頂上から海に飛び込み脱出するマリン。
 マリンの通報で、パトロール隊は全部隊を出撃、小島への攻撃が開始される。パトロール隊のミサイルで次々と破壊される秘密基地。ヤケクソになったボスは、世界の主要都市をミサイルで壊滅させようとする。しかし再び単独で小島に潜入したマリンに、ミサイルの発射装置を破壊され、小島は大爆発したのであった。
009_1_sub.png009_2_.png009_3_.png
009_4_.png009_5_.png009_6_.png
009_7_.png009_8_.png海賊の潜水艦/グロテス隊長/ライオン像型爆弾/煙幕で脱出/鮫の群れ/ボス/「トホホホ、やられたー」/吸血コウモリ
---
 敵のボスが「007」のテイストですな。石像マニアで。
 巨大なライオンの石像型爆弾は重いので「なんでこんな形に…」と部下にぼやかれます。


010_0_title.png第一〇話「鮫男爵」
 鮫がたくさん住む鮫島の周りで、鮫のロデオ大会用の鮫を捕まえるマリン、ブルトン、ガラリンの3人。マリンは、ホワイティを助けようとするが大岩に足を挟まれてしまう。
 動けないまま鮫に囲まれるマリン大ピンチ!それを助けたのが、鮫の顔をし、犬のように鮫を飼い慣らす鮫男爵という男だった。
 マリンは鮫男爵のことを調べようと単身鮫島に潜入する。そこでマリンがみたものは、ロボット鮫にミサイル発射、ミサイル返しを教える鮫男爵の姿だった。

「これでパトロール隊も私の物だ」

 鮫男爵が何かをたくらんでいることを掴んだマリンだったが、島にあるトラップにひっかかりブーメランの効かないロボットシュモクザメのいる池に落とされてしまう。
 パトロール基地でまさに鮫ロデオが始まろうとするとき、鮫男爵率いるロボット鮫軍団が出撃、ロデオに浮かれ手薄になったパトロール基地を包囲した。攻撃を受け、壊滅的なダメージを受ける基地。
 シュモクザメから間一髪で抜け出したマリンは、鮫男爵の潜水艦に侵入、鮫のコントロール装置を破壊した。鮫男爵の潜水艇と、パトロール艇の海戦が開始する。
 潜水艦が一隻大破し、不利となった鮫男爵が起死回生で一撃必殺のミサイルを発射!すると、ミサイル返しを仕込まれたロボット鮫がミサイルを投げ返し、鮫男爵の潜水艦は爆発。鮫男爵もろとも海溝に沈んでいった。

 マリンと共に主のいない鮫島に乗り込んだアッケラン博士は、鮫男爵の残した地下研究所を、鮫研究に役立てようとするが、鮫男爵の残したブービートラップにひっかかり、海へとふっとばされるのだった。
---
 なんかロックスターみたいでカッコイイ鮫男爵ですが、パトロール基地を占拠した理由と目的が不明なのが気に掛かります。
あと、鮫と人間のあいのこの様な姿(初のMute)なんですが、どうやら鮫の顔はマスクだったようです。
010_2_rodeo.png010_3_shark.png010_4_robot.png
010_5_camera.png010_6_same.png010_7_baron.png
010_8_shark.png010_9_mask.png鮫ロデオの風景/ミサイル鮫/鮫男爵のロボット/カメラ鮫/巨大シュモク鮫。ブーメランが効かない/オートジャイロでパトロール基地に侵入する鮫男爵/ミサイル返しの瞬間/マスクだけが残った…。


011_0_title.png第一一話「消えたスワン号」
 アッケラン博士をはじめとする科学者のパーティーを載せた豪華客船、スワン号が洋上で突如消息を絶った。マリンはネプティーナの魔法の真珠でスワン号を探そうとするが、海にある全ての物が映る真珠にはスワン号の姿がない。スワン号の消息不明地点で目撃者であるウミガメに話を聞くと、大きな船がクリクリとホワイティもろとも光の中に消えていったと言う。

 マリーナ博士は、光の正体を物質転送光線と推理。消息不明地点にいた巨大アンモナイトの存在から、スワン号は南米のロタリン湖にいると結論づけた。その湖は地球上で唯一アンモナイトが生息している可能性がある湖なのだ。マリンはジェット機で南米ロタリン湖へと向かった。

 一方スワン号では、事件の首謀者であり、天才から紙一重の方向に行きかけたマキシム教授が、誘拐した科学者達に科学者による世界支配を呼びかけていた。
 しかしそこには博士の唯一の誤算、一緒にテレポートされたクリクリがいた。クリクリは持ち前のすばしこさで博士の部下を煙に巻き、次々と倒していく。
 そこへマリン登場。教授は、テレポート装置とテレポートミサイルで戦うが、その途中装置が暴走、マリンとクリクリの活躍でマキシム教授の野望はあえなく潰えたのだった。
----
 久しぶりのクリクリ登場回。目撃亀はクリクリの親友と紹介されるが、思い出しても今までそんな奴は出ちゃいないのであった。(ジュゴンの子供は出ていたけど)
 SFテイストの面白い話ですな。
011_1_SSswan.png011_2_turtle.png011_3_.png
ロタリン湖で座礁したスワン号/クリクリの友達の亀/フィンでふきとばされ、岩に刺さったアンモナイト
011_4_maxim.png011_5_nemoto.png011_6_nemoto.png
マキシム教授。どことなく魔法のマコちゃんのキャラっぽい?/クリクリと教授の部下。どことなく根本敬っぽい。/そのアップ。


これで、ようやく一巻に収録のDisc3枚、11話を見終わった…。一日一話のペースだと長いね。いや、楽しみが多いと言うべきか。
010_1_baron.png
「では諸君、また逢おう!」


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:アニメ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。