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『テキサスの懲りない面々』 [読書メモ]

鶏肉工場の警備員として働くハップとレナード。深夜、ハップは暴行されている少女を助ける。
暴行と言ってもランズデールだから、ただのレイプではない。少女は顔に大けがを負い、片目を失明している陰惨な状態。
少女は鶏肉工場の社長の娘であり、命を助けたハップと相棒レナードは、ボーナスと船の旅をプレゼントされる。

ところがメキシコで船においてきぼりを食らってしまう二人。その上マチェーテ強盗にまで遭う。そこを助けてくれたのが老漁師フェルディナンドだった…。

ハップとレナードシリーズ、現在の最終巻。

読み終わった。
長くかかった、というか持ち歩いていたけど全く読んでいなかった。
主な読書時間たる移動中にPodcastやらラジオの録音を聞いていたからだ。
音楽ならともかく、喋りを耳でききつつ全く関係のない話を読むことは出来ないから。

あとちょいと眼精疲労が溜まってしまったこともある。俺の話はどうでもいい。

陰惨な暴力が挿入されるとそこから話が変に転がるおかしな小説。

事件の全ての切欠が陰惨な暴力なのは、
レナードはともかくハップは自分の行動が暴力にまみれ死と不幸という日常に繋がっていることにウンザリしているからであり、
暴力と死をドラマチックなクライマックスにしたくなかったからだろうな。これは主人公たるハップの望みを最終巻と言うことでランズデールがかなえた、ってことなのかね。


テキサスの懲りない面々 (角川文庫)

テキサスの懲りない面々 (角川文庫)

  • 作者: ジョー・R. ランズデール
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2003/05
  • メディア: 文庫



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